スパルタンU USB-GPIFボード ASB-004/ASB-004R EPN-001の制御例 〜あらゆる機器をネットワークに〜 |
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SEIKO EPSON社の組込み用ネットワークコントローラ S1S60000の評価基板であるEPN-001Aとの接続が可能です.
SEIKO EPSON社の組込み用ネットワークコントローラ S1S60000は,家電や産業機器などあらゆる機器を,ネットワークに接続します.ロイヤリティーフリーなプロトコルスタック内蔵しており,開発工数/コストを大幅に削減することができます.実際に機器に実装される場合には,EPN-001よりも,コンパクトに設計することが可能です. USB-GPIFボードとEPN-001の接続では,パソコンのUSB通信を利用しています.この環境は開発/デバッグ作業を円滑に行うためのものです.次のブロック図の点線で囲まれている部分は,マイコンのエミュレーション動作として考えることが可能です. ASB-004とEPN-001の使用例について,以下に説明します.これらの情報はSEIKO EPSON社が提供する S1S60000の仕様書やサンプルプログラムを参考に作成しました.快適に評価して頂くためにより多くのサンプル回路/プログラムを公開する予定です.→ダウンロードページ
USB経由でFPGAコンフィグレーションする場合,CPLD内部回路を書き換えることでソフトウェアでFPGAを初期化できるようになります.→参考ページ C言語のライブラリに_inpw,_outpwという,1ワードのデータをポートに入出力する関数があります.これに似せた関数を,EPN-001の制御に使用します.次表のように,1バイトを順に4回,32ビットを送信することで,ポートへの読み書きができるようにします.リード/ライトの2バイト目の下位4ビット(0xAX,0x5X)はポート番号とします. ステータス/コマンドポート(0x00),データポート(0x02),フラグポート(0x04)なので,アクセス可能なポート番号は0,2,4のみです.仮に,enp_inpw( 0x1 )とすれば,HA2=0,HA1=0,HA0=1となります.このポート番号/アドレスでは,S1S60000にとって該当しないので,実際には無効です. リード時は4バイト(32ビット)が返信されます.この4バイトのうち,3バイト目と4バイト目がネットワークコントローラから得たデータとなります.ライト時はPCから与える4バイトのうち,3バイト目と4バイト目がネットワークコントローラへ出力するデータとなります.
接続が正常に行われたか確認します.通信ソフトを使って,0x16,0x1B,0xXX,0xXXを入力するとEPN-001はリセットされ,一瞬,LEDの消灯を確認することができます.ポート番号 0 のデータを読込むには,0x16,0xA0,0xXX,0xXXをバイナリデータとして送信します.受信データとして,4バイトが表示されます. PCから4バイトのデータを送信すると,S1S60000に与えられるコントロール信号線のパターンは次のようになります.ASB-004の回路を変更すれば,Type3以外の設定でも利用することができます.HA(ポート番号)は0,2,4の入力で,LSBであるHA0がLとなります.
参考ソフトや回路はダウンロードページにて公開しております.
■UDP通信を利用して,EPN-001(ネットワークコントローラ)とASB-004から日付を取得 ■内蔵レジスタの書換え ■GPIOの制御 ■EEPROMの書換え ▼今しばらくお待ちください ■TCP/IP通信を利用して,FPGAのコンフィグレーション ■SNMP |
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