DesignWaveMagazine 2005/1月号付録で、XCKIT、XC2を使うには

2004/12/22(更新日 )

 DW 2005/1月号にSpartan3が搭載された付録基板がついています。
弊社の実験では、XC2XCKITで、デバイスを認識しないようです。おそらくParallelCable3でも認識しないと考えられます。(ParallelCable4DLC-008では認識します)
 Spartan3のような高速デバイスでは、TCKなどがデリケートになっています。
波形のなまりやノイズで正しく動作しないものと考えられます。ボード自信のノイズマージンやFPGAのロットにもよるかもしれません。いろいろ対策いたしましたが、結果的にTCKにバッファを入れることで安定して動作することがわかりました。
回路図
: この問題を解決できる可能性のあるJTAG-BUFFERをご用意しました。2005/2/25
参考リンク:この件についての(有)ナヒテックさんのページもご覧ください。


付録基板の裏側に74HC14を両面テープで貼り付けてバッファとしました。(TCKのみ)
 下がHC14の入力と出力の波形です。ごらんのように波形は一見してきれいです。
XC2XCKIT2.5Vで動作させるには無理があるかと思いますが、下記波形は2.5Vでの動作波形です。3.3VではHC14の入力波形のHが3V程度にあがります。
 実験では、2.5Vでも3.3Vでも認識いたしました。
2004/12/23:追加実験:RMB-001で延長してみました
クリックして拡大 

RMB-001でこんなに↑延長しても認識しました。付録基板にはHC14付きです。
HC14をはずしても1m程度は延長できました(細かく実験していません)。波形はキャプチャしておりませんが、RMB-001で延長したTCKの波形は立ち上がりはきれいですが、たち下がりはかなり緩やかです。
 以上皆様のご参考になれば幸いです。
ただし、この件について弊社は動作保証を行うものではありません。どうぞ皆さんで工夫してみてください。
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