USB-001-FIFO/USB-001-SER 独自ベンダーID使用方法

2002/3/5(更新日 )

 USB-001-FIFOまたはUSB-001-SERにおいて、自社のベンダIDを使用する方法の概要をお示しします。
例:
VENDOR ID
(弊社IDです)
プロダクトID シリアルNo
0F87 0001 弊社製品ユーザさま用
0F87 0002 弊社製品ユーザさま用
D2XX専用
このベンダーIDをとプロダクトIDを実験用にお使いください。これ以外のプロダクトIDをお使いになることはおひかえください。
シリアルNoは複数台認識させたいときに、ユニークな番号を付ける必要があります。
 USB-001-FIFOまたはUSB-001-SERに同梱のEEPROM(AT93C46)を実装し、こちらにある方法でEEROMに書込みを行います。
ご注意:EEROM書き込み時はUSBハブを使用せず直接PCのUSBコネクタに接続するようにしてください。
たとえばこのようになります。
シリアルナンバーなどは、Advanced Setupによりおこないます。
次に、FTDI社供給のドライバのINFファイルを編集します。
ftdibus.infのをテキストエディターで編集します。ここでは、下記のように赤字部分を追加しました。

[FtdiHw]
%USB\VID_0403&PID_8372.DeviceDesc%=FtdiBus,USB\VID_0403&PID_8372
%USB\VID_0403&PID_6001.DeviceDesc%=FtdiBus,USB\VID_0403&PID_6001
%USB\VID_0F87&PID_0001.DeviceDesc%=FtdiBus,USB\VID_0F87&PID_0001

[ControlFlags]
ExcludeFromSelect=USB\VID_0403&PID_8372
ExcludeFromSelect=USB\VID_0403&PID_6001
ExcludeFromSelect=USB\VID_0F87&PID_0001


[Strings]
Ftdi="FTDI"
DriversDisk="FTDI USB Drivers Disk"
USB\VID_0403&PID_8372.DeviceDesc="USB Serial Converter"
USB\VID_0403&PID_6001.DeviceDesc="USB High Speed Serial Converter"
USB\VID_0F87&PID_0001.DeviceDesc="USB High Speed Serial Converter/USB-001-TEST"
WINUN="Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Uninstall"
FtdiBus.SvcDesc="USB Serial Converter Driver"

それから、仮想COMポート用の FTDIPORT.INFも編集します。

[FtdiHw]
%VID_0403&PID_8372.DeviceDesc%=FtdiPort,FTDIBUS\COMPORT&VID_0403&PID_8372
%VID_0403&PID_6001.DeviceDesc%=FtdiPort232,FTDIBUS\COMPORT&VID_0403&PID_6001
%VID_0F87&PID_0001.DeviceDesc%=FtdiPort232,FTDIBUS\COMPORT&VID_0F87&PID_0001

[Strings]
FTDI="FTDI"
DriversDisk="FTDI USB Drivers Disk"
PortsClassName = "Ports (COM & LPT)"
VID_0403&PID_8372.DeviceDesc="USB Serial Port"
VID_0403&PID_6001.DeviceDesc="USB Serial Port"
VID_0F87&PID_0001.DeviceDesc="USB Serial Port/USB-001-TEST"
FtdiPort.SvcDesc="USB Serial Port Driver"
SerEnum.SvcDesc="Serenum Filter Driver"

そのほかのファイルも編集する必要があると思います。ftdiun2k.inf、FTDIUNIN.INFなど。
 EEPROM書込み後、OSに認識させるとこうなります。
 インストールの手順でのスクリーンショットはこちらです(Windows2000の例)
3 4 5 6 7 8 9
 ごらんのようにハードウエアプロパティで確認できます。
 
   
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