XLINX XC95108を6個同時にISPする例 |
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ISP可能なCPLD、XILINX XC95108を6個同時にISPするための治具を製作しましたのでご紹介いたします。 |
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弊社、XC2を用いて、6個をJTAGチェインに接続するものです。治具部分の回路図はこちらです。 TCKの波形に歪みがあると、正常に動作しまません。今回は、手持ちの74F245により、TCKを6分配しました。 |
iMPactの画面: 起動後に、 CTRL-Iで、6個のXC95108を認識しています。それぞれに書込むべきJTAGファイルを設定します。 (この場合はすべて同じファイル) 拡大 |
EditメニューのPreferencesで、コンカレントモードにチェックをいれます。 これがない場合は1個づつ書込むことになり、時間の節約にはなりません。 |
iMPactによる書込み時間例: 1個のみ書込み Erase/Programm/Verify : 約 26 sec 6個書込み Erase/Programm/Verify : 約 53 sec (コンカレントモードでないとき: 6個で約2分32秒(152sec)かかりました) |
JTAG Programmerの場合は、Editメニューのなかの、Preferencesメニューでコンカレントモードを設定しまうす。 拡大 しかし、JTAG Programmerでは異状に時間がかかります。 |
JTAG Programmerによる書込み時間例: 1個のみ書込み Erase/Programm/Verify : 約 15 sec 6個書込み Erase/Programm/Verify : 約 253 sec (コンカレントモードでないとき: 6個で約1分21秒(81sec)かかりました) コンカレントモードのほうが遅いという妙な結果になってしまいました。 イレースにたいへん時間がかかっています。約3:58秒。 新品に書込む場合は、JTAG Programmerのほうが時間節約になるかもしれません。 |
番外: Lattice社のiSPVM(VER 110.0.1b)をダウンロードして試してみました。 ダウンロードケーブルはこのときのものです。 |
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このとおりです。 拡大 |
ispVM 10.01.1bによる書込み時間例: 1個書込み Erase/Programm/Verify : 約 60 sec 6個書込み Erase/Programm/Verify : 約 360 sec コンカレントモードのようなものがあるのかどうか、よく調べておりません。 書込みデータは xilinxのツールで SVFファイルを作成しました。 |
以上、なにかのご参考になれば幸いです。 |
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