iMPACT Ver7で追加された ダウンロードケーブルのリモート機能について

2005/10/15-

 XILINX社のFPGA/CPLDプログラミングツールiMPACTのVer7にはダウンロードケーブルのリモート接続機能が追加されています。
LANで結ばれた、別のPC上のダウンロードケーブルが利用できるようになります。
 パラレルケーブルの無いPCからでも、別のPCにパラレルケーブルがあればFPGAのコンフィグレーションやCPLDのプログラミングが可能になりました。
また、パラレルケーブルをうまく認識しないときなどにもお試しください。

 CableSetupの下のほうに、Remoteの機能が追加されています。この機能を実際に確認してみました。
使い方はいたって簡単でした。
 実際にダウンロードケーブルが接続されているPC上でCableserver.exeを実行しておきます。Cableserver.exeはiMPACT.exeと同じフォルダにありました。

画像は処理が進んだ時点のものです。起動時にはWaiting for a connection...で止まっています。
 もう1台、ISE 7.1のインストールされたPC上のiMPACTのCabelSetupをから,Cableserverが起動しているPCのコンピュータ名を設定します。(コンピュータ名は、マイコンピュータのプロパティで確認することができます)

あとの操作は変わりません。

ご覧のようにデバイスを認識し、正常に書き込みもできています。下のほうのメッセージに -server EPSON13360917と表示されているのをごらんください。
使いにくい点:操作するたびに Remoteの設定が Remoteでなくなり、元に戻ってしまうことです。毎回ではありませんが、頻繁に元にもどってしまうようです。XILINX社の改善に期待します
 実験は、弊社 CoorRunner-IIの評価ボード(XSP-014KIT)と、XCKITにより行いました。
XSP-014KITはXC2C256を実装しておりますが、弊社内にXC2C128を実装したボードがありましたので、XC2C128での実験です。

以上皆様のご参考になれば幸いです。
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