ダウンロードケーブルは活線挿抜にご注意くだださい
システム間の電位差にご注意

2009/08/06-

 FPGAやマイコンの開発環境において、JTAGインタフェースがよく使われています。
JTAG用のコネクタは、活線挿抜を意識しておらず、挿抜時にインタフェース回路にダメージを与える心配があります。
 ここで2つのシステム間の電位差を計測してみましょう。

FG(フレームグランド)が分離されている2つのシステムの間を計測すると43Vが観測されました。これは同じコンセントから取っています。

注:インピーダンスの高いデジタルテスターは値が高めに出ます。アナログテスターではもっと低く表示されるはずです。

電源装置のFGを共通にすると電圧はゼロになりました。
 今回は同じコンセントから電源を取っていますが、別の系統のコンセントから取った場合など、びっくりするほどの電位差を生じていることがあります。無停電電源なども注意が必要かも知れません。
 ところで、電源を切ってケーブルを接続する場合ですが、電源スイッチ(DC系)がGNDも切断する両切りタイプであればいいですが、プラス側だけ切断する場合は、電源スイッチをオフにしても、この電位差が無くなるわけではありません。
 皆さん、実験室では3Pのアース付きコンセント以外は使用禁止にするくらいのご注意をお薦め致します。
 FPGAボード、CPLDボード使用上のご注意もぜひ一読ください。
実例かも?

これはTerasicBlasterのUSB側が焼けた例です。このように派手に焼けることもあるわけです。
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