EDA-004専用 FPGA書込みソフト (コンフィギュレーションROMアクセス対応)
 BBC [EDA-004]
2011/05/13-
 CycloneIII搭載USB-FPGAボードEDA-004にわずかな改造で、コンフィグレーションROM(EPCS)への書込ができるようになります。
JTAG対応のダウンロードケーブルは不要です。

2011/05/13 : 公開しました
2011/05/16 : JP3(USBリセット)の設定について を追記しました
2011/08/11 : バージョン1.1を公開しました


 BBC [EDA-004]により、USB経由での

   ・FPGAコンフィギュレーション
   ・コンフィギュレーションROM (EPCS)

 のアクセスが可能です。 各種ダウンロードケーブルいらずで開発を行うことができます。 

コンフィギュレーションROMアクセスをご使用頂くにはハードウェアの改造が必要となります
(FPGAコンフィギュレーションのみのご使用に改造は必要ありません)

コンフィギュレーション用ファイルにはRBFファイルをご使用下さい。QuartusIIの設定により生成可能です。

開発プロジェクトやソースコードを公開しておりますので、ご自由に改造や応用をして頂けます。
開発にはBorland C++ Builder 2007を使用しています。

EDA-004は、下記OSでの動作を確認しています。
・Windows XP
・Windows 7 (32bit)
・Windows 7 (32bit) XP mode


EDA-004の改造
JP3(USBリセット)の設定
FPGAコンフィギュレーション
EPCSメモリ(コンフィギュレーションROM)アクセス
オプション設定
QuartusIIの設定 (RBFファイルの生成)
spi_bridge.rbf
書込ソフト BBC for EDA-004 のダウンロード

◆EDA-004の改造

本アプリケーションをご使用になる前に、ハードウェアの改造が必要となります。
下図を参考に、「P9」と「U5の16番ピン」を接続して下さい。



実際の改造例


JP3 (USBリセット)の設定

JP3がショートとなっていると、FPGA未コンフィグ時はUSBが認識されません、アプリ使用時にはオープンとしてご使用ください。


◆FPGAコンフィギュレーション



項目 説明
Go FPGAのコンフィギュレーションを行います
FPGA Reset FPGAのリセットのみを行います

制御にはFT2232HのBチャンネルを使用します。
コンフィギュレーションモードはPSモードとして下さい。(SW1のスイッチを全てON)

◆EPCSメモリ(コンフィギュレーションROM)アクセス



項目 説明
Go EPCSメモリのアクセスを開始します
FPGA Config USB - EPCSメモリ間の信号経路を確保のため、専用ファイル(spi_bridge.rbf)でFPGAをコンフィギュレーションします
Bulk Erase EPCSメモリ全体をイレースします
Sector Erase 書込みに必要となる領域のみイレースします
Write 書き込み行程の有無を選択できます。チェックを外すとEraseのみ実行できます
Verify 書き込んだデータを再度読み出し、正しく書けているかを確認します
FPGA Reset 最後にFPGAをリセットします

EPCSメモリのアクセスには、FT2232HのチャンネルAを使用します。

コンフィギュレーションモードはPSモードとして下さい。(SW1のスイッチを全てON)
電源再投入にて、EPCSからFPGAをコンフィギュレーションする場合は、コンフィギュレーションモードをASモード(OFF/OFF/ON/OFF)としてください。

※十分なテストを実施したデータを書き込むようにして下さい。

◆オプション設定



項目 説明
Save Current Setting アプリケーションの終了時、各種設定項目をiniファイルとして保存します
チェックを外しEXITすると、iniファイルの内容を消去することができます
また、iniファイルを削除することでも初期状態で起動させることができます
Use default port description EDA-004標準のUSBディスクリプションを使用します
ディスクリプションが異なる場合は、チェックを外して下のコンボボックスより値を設定してください
Channel A (for EPCS Access) FT2232HチャンネルAのディスクリプションです
Channel B (for FPGA Configuration) FT2232HチャンネルBのディスクリプションです
Show System Message より詳細なシステムログを表示します(通常無効)
Default EDA-004標準のUSBディスクリプションをコンボボックスに設定します
Port Detect ポートの認識を確認できます
EDA-004以外であっても、FTDI社のICであればすべて認識されます。ポートの設定にはご注意ください。




◆QuartusIIの設定(RBFファイルの生成)

QuartusIIにて、RBFファイルを生成するには下記のように設定します。



1.Assignments → Deviceを開きます



2.Device and Pin Options...を開きます



3.Programming Filesから、Raw Binary File(.rbf)にチェックをいれます

これで、プログラミングファイル生成時にrbfファイルも同時に作成されるようになります。

◆spi_bridge.rbf

FT2232H チャンネルAの信号をEPCSメモリの信号線に繋げるコンフィギュレーションファイルです。
BBC [EDA-004]起動時に同じフォルダに保存しておく必要があります。


◆書込ソフト BBC for EDA-004 のダウンロード

BBC[EDA-004]のダウンロードはこちらをクリックしてください。(バージョン:Ver.1)
プロジェクト(ソース)はご希望の方に無償提供いたします。ソースリクエストページからご請求ください。

旧バージョン
バージョン ファイル
BBC [EDA-004] 本体 1.0 公開終了
プロジェクトファイル (Borland C++ Builder 2007) 1.0 公開終了

全てのEDA/EDXシリーズに対応したBBC (BASIC)も公開しております。(FPGAコンフィギュレーション機能のみ)
以前より公開しているBitCfg3もございます。(VC++6.0で開発)


不具合や要望などがございましたら、是非ご連絡ください。

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